ティル・フェルナーを聴いてきた!
初めてティル・フェルナを聴いて来ました。
ロシア人とフランス人を聴く機会が多く、それが続くとWien人を無性に聴きたくなる栄養不足のような日が来ます。
無知のままチケットを取って聴いたコンサートだったのに、次回の来日も絶対に行きたいと思いました。
それぞれの国によってやはり、持っているリズム感も言語感もレガート感も違って、それは個人的だけでは説明の付かないものがある気がして。
昨夜のティル・フェルナーは、ベートーヴェンのリズムが、曲の動きが、要するにノリが心地よいのです。自然なんだもの。
シューマンはロシア人もたくさん演奏しますが、ロシア人ものより滑舌が良く、でもとてもしなやかでベートーヴェンとは違う発音で演奏します。
音も聴き慣れているものよりはメリハリがあり、陰影はオーソドックスなところと、そこで来るのねが、ちょろっと、たくさんびっくりさせられる訳でもなく来るのもまた心地よく。
よくウィーンの演奏家の音楽は品があると言われるけれど、よく聴いていたスコダも楽しい中にこれがウィーンなのね、と感じながら聴いた覚えがありましたが、昨夜は久しぶりのWien人だったからでしょうか、上品でお城の中の演奏会の様な(ちょっと大げさかな(笑))気分でした。
CDも買ってしまいました。写真が汚くて大きくなってしまった;が・・
握手をしていただきました。ピアニストのては皆、ぷよぷよマシュマロや生クリームのような手です。上質の筋肉でしょうか!!
あとはデームスを聴くチャンスがなかなかタイミングが合わなかったのでそろそろ出会えると良いな~。