やっぱりベーゼンは難しいのですね;
これはベーゼンのホームから持ってきちゃったのだけど、ルーテル市ヶ谷ホールでの響きを聴いての感想です。
私も歌の伴奏で演奏したことがありますが、その時はスタインウェイをチョイスしました。
歌には良い響きのホールだった記憶があり、伴奏は楽しかったです。
今回聴いたプログラムがスタインウェイの方が向いている内容が多かったのでさらに気になったのだと自己分析。
ベーゼンでのバッハはやはり良かった~。ベートーヴェンも思いきや、ベートーヴェンも前期でないとまた違うのですね。とは言え、いずれにしても演奏者が弾きこなせないのでしょうか、ホールの響きとは違うピアノ自体の響きなのかしら?くぐもって聴こえるような・弦の長さを感じられないというか・細かいパッセージは弾きにくそうに感じましたし。
かといって全てではなく、スケールはとっても軽やかで素敵。演奏者の表現力もあったので、やはりスタインウェイだったらきっともっと楽そうに演奏していたのではないかしら、と感じました。
ベーゼンは、やりたいことをとってもわかってくれて、何にでも答えてくれる気がします。ただし、間違ってもハイフィンガー等したら言う通りなんてならないでしょうね。手首が下がって指で無理やり持って行こうとしてもやれるものならやってごらんなさい、なんて感じかな?
弦を感じて鍵盤に優しくしかし確固たる意志、手のひら、そして緩まない手の甲、上半身からの伝達をきちんと伝えてやらなければきっと、答えてくれない。と、思う。
だから、ベーゼンを聴いたホールで私も試してみたい=!聴いて色々感じられるのに、演奏は絶対難しく出来ないんのでしょうね。実際、試弾ではベーゼン良いな~って思って選ぶのよね。ところが、本番になり、客席での鳴りは弾きながら聴くのとは大違いになっているでしょうから。
素敵なホールで、ベーゼンドルファーとベヒシュタインを弾き比べてもみたい!!
夢多きおばさんであった;